子連れで分身ロボットカフェ(DAWN)に行ってきた

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子連れで分身ロボットカフェ(DAWN)に行ってきた 子連れでお出かけ

こんにちは、ワーママpicaco(@wmpicaco_)です。

2021年10月に、小学生の子ども2人と一緒に日本橋にある分身ロボットカフェに行ってきたのでそのことをまとめます。

1 「分身ロボットカフェ」とは?

「分身ロボットカフェ」は、株式会社オリィ研究所というところが運営しているカフェです。ここでは「分身ロボット」と呼ばれるロボット(名前はOriHime)を、体に障害を持ち外出困難な方などが遠隔地から操作してサービスが提供されています。

オリィ研究所は、吉藤オリィさんという方が創った会社で、オリィさんのことは書籍「ミライの武器」を読むとよくわかります。「孤独をなくす」ことをテーマに活動されていて、いろいろな経験もされていて、ただただ、すごい。

 

2 なぜ行こうと思ったか?

このカフェの存在を知った時に、ぜひ、子どもたちと行きたいな、と思いました。

理由は、「体が動かせなくなってもこんなふうに働ける」というこの素晴らしいコンセプトを伝えたかったから.. ロボットでこんなことができる技術がすごい、というのもあるけれど、それより何よりも、身体的な障害を補助して働く、そのアプローチの仕方!

「目が悪いから眼鏡をかける」「耳が聞こえづらいから補聴器をつける」「歩けないから車いすを使う」そういう補助じゃなくって体は動かないままだけどロボットを操作して働く、というそのアプローチ!がすごいと思いました…

とにかく、こんなことができるんだ、ということ自体を子どもたちに体験させたかった。

生きていたら、いつ、誰の身に何が起こるかわからない。子どもたちだって事故にあって体の一部が動かなくなることがあるかもしれない。自分だけではなく身近な誰かがそうなることがあるかもしれない。その時に、「こんなこともできる」と思い浮かべてほしいな、とそれが第一にありました。

そりゃあ、多様性の理解とか、社会全体が良くなること、社会問題の解決、そういう大きいところにゆくゆく考えが行ったらいいと思うけれど、まずは「自分たち自身の身にどんなことがあっても、希望を持てるんだ、できることがあるんだ」そういうことを伝えたい、という思いがが強かったのが正直なところです。

2 カフェ到着まで

さて、子どもたちの学校が振り替え休日で休みの平日。ランチの時間にネットから予約。

自宅から電車に乗り「新日本橋」駅で下車。初めてこの駅に降りて、調べた通り「5番出口」から出たのに、方向音痴なせいでどっち方面に歩いたらいいかわからない!

予約時間も迫っていて焦っていたので、通りがかりのサラリーマンに「分身ロボットカフェどこですか?」と聞いたら「?」となっていた…

テレビでも見たことはあったので、近くを歩く人なら誰もが知っているキーワードかと思ったのに… 違ったみたい。アンテナが立っているかいないかで、入ってくる情報ってホント違うよね、と思った出来事でした。

「?」となりながらも一生懸命調べてまで教えてくれようとした優しいサラリーマンの方でした。おかげさまで到着。

3 カフェにて

受付で名前を伝えると席に案内してもらえました。

席につくと、液晶パネルと小さなOrihimeロボットがセットになっていて、担当の方のお名前やプロフィールなどが表示されていました。私はプロフィールに興味津々。

子供たち用に塗り絵も用意していただけて、少し緊張した感じでロボットと話すのが恥ずかしいのか?塗り絵に集中し始める子供たち…

液晶の表示を操作しながら、メニューの案内を一つ一つ丁寧にしていただいて、私はロービープレート、子どもたちはそれぞれロービーバーガーとキッズカレープレートを注文しました。

席にいる小さいOriHimeさんがメニューの案内やお話をしてくれて、別の大きいOriHimeさんが飲み物を運んできてくれます。店内の床に何か機械的な線が敷いてあってロボットそこを動く仕組みみたいです。

OriHimeを遠隔操作する店員さんを「OriHimeパイロット」と呼んでいてそのパイロットさん同士も仲良さそうで連携しあってサービスしてくれていました。

この日は10月だったのでたまたま、ハロウィンのイベントで、ロボットが仮装をしたり、飴のプレゼントを持ってきてくれたりして、子どもたちもとても喜んでしました。

パイロットさんとお話できる時間や、記念撮影をする時間も取ってもらえました。ロボットの顔の向きを変えてカメラで私たち一人一人の様子を見てくれているみたいだったり、手を動かしてかわいいポーズをしてくれたりも、しました。

一通り私たちの接客が終わると「いったん別のテーブルに行ってきます!」といって、パイロットさんは瞬間移動。(別のロボットを操作、ということ。)

確かに、そういうこともできますよね。そんな点にも感心しました。

食事もとてもおいしかったです。大人向けのロービーバーガーを頼んだ息子はちょっと多すぎたみたいで、私が手伝って完食しました。キッズプレートも本格的なデザート(コンポートだったかな)が付いたりしていて娘も満足そうでした。

最後に、お会計を済ませてからお店の端にあるグッズショップにも立ち寄りました。先ほど接客してくれたOriHimeパイロットさんがショップ店員さんになっていました。

丁寧に案内してもらい、テンションも上がったので、記念に子どもたちにOriHimeイラストの缶バッチを買ってあげました♪

4 行ってみて

自宅からは少し遠かったのですが、今回この分身ロボットカフェに行くことができて良かったです。子どもたちの記憶にもしっかり残っているので「ロボットカフェ」という言葉でイメージができあがっていて普段の会話で話題になることもあるし、二人とももう小学生なので、体の不自由な方が遠くから操作している、ということも理解できたはずです。

そういう意味で子どもたちに伝えたかったことは伝わってるのかな、と思っています。テレビで見たり話を聞くよりもやっぱり行ってみるのが一番理解できますよね。やはり体験が一番だと感じました。

分身ロボットカフェの店舗がもっと増えて自宅近くにもできないかな~なんて期待しています。

それから、今回OriHimeパイロットさんとお話しできること自体が楽しかったし、それを思うと、パイロットさんとの会話が目的でカフェに通うような人も出てくるんじゃないかな~と感じました。

感銘を受けすぎたのでこの後に、吉藤さんの著書「ミライの武器」を読みました。子どもたちへ伝えたいメッセージが沢山書かれた本で、実際子どもたちに読んでほしいけれど、まだなかなか読む感じではないので、私から伝えていきたいと思っています。他の2冊も近いうちに読むつもり。

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分身ロボットカフェが気になっている方の参考になれば、と思います。

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wmpicaco

2人の子どもを育てるアラフォーのワーキングマザー。転職経験なしの会社員。自分が本当にやりたい仕事はなんなのか?を模索しながら暮らしています。 詳しいプロフィールはこちら
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