ワーママpicaco(@wmpicaco_)です。
おしゃれが好きだから、子供の洋服を選ぶのも楽しい。赤ちゃん時代は着せ替え人形のように、こちらの好みの服ばかり着せられた。しかし子供も成長するに従い、あれは嫌だこれは嫌だと好みを主張しはじめる。
5歳児の主張
うちの息子も例に漏れず、私の好みで選んだ服の中からも、いつしかお気に入りと嫌いな物の区別をつけて、決まった物しか着なくなっていった。
今回は靴の話だ。私はニューバランスの靴がシンプル、合わせやすい、子供も着脱しやすい、と思っていてサイズアウトする度にリピート買いしていた。他にはVANSのスリッポンやアディダスなどのスニーカーを購入。色だけ本人の希望を聞いたりしてこれまで凌いでいた。しかし、薄々は気づいていたのだ。息子は、私の好みと全く違うタイプの靴をカッコイイと思っていることを…
とアピールしてくる息子。だいたい似通って派手な色使いだったり、光沢があるタイプの靴だった。イメージとしては瞬足に代表されるようなタイプの靴。
母親picacoの葛藤
私は葛藤していた。
大学生の時の、研究室の友人との会話が蘇ってきた。
びっくりした。当時ファッションと恋愛にしか興味がなかったような私にとっては衝撃的だった。この歳になってお母さんに洋服を選んでもらってるのか! たぶん、彼はファッションには興味を持ったことがなかったのだろう。その後社会人になりお洒落にも遊びにも目覚めたらしく、それを嬉しそうに報告してくれたことが、私としても嬉しかった。
息子が自分の好みを主張するのは、ファッションに興味があるという、喜ばしいことなのだ。いいと思ったものをいいと主張する、大事な興味の芽を母親である私が摘んでしまってはいけないのだ。
この、ちきりんのだいぶ前のツイートも、頭の片隅に残っていた。
似合わない服を一枚も買わずにファッションセンスのよくなる子はいないし、不味いものをまったく食べずに一流の料理人になるのも無理でしょう。ものすごい大量の時間を無駄にして初めて、「あたしは自分の貴重な時間をこれに使いたい!」という強い要請に気が付く
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) April 21, 2013
自分で決めてこそ学び、センスだって磨かれる。子供に自分で決められる人になってほしい。それならば靴の1つだって自分で選ばせるべきだ。
いざ、靴選び
あとは私が間違ったプライドを捨てるだけだった。息子と私は違う人間…念仏のように心の中で繰り返しながら、靴に関するアピールを続ける息子を靴屋さんに連れて行った。
一目見てピンと来たらしい靴は蛍光黄色のこの靴!ブランド名は、チャーキーズ !し、知らないなぁ…汗
…と一通り見終わって、やっぱり最初に選んだ蛍光黄色の「チャーキーズ」に決めた息子。マジックテープ部分とサイドにキラキラ光る真っ青なアクセントも絶妙に気に入ったらしい。
自分で選んだ靴、最高にカッコイイと思っているみたいで、今まで脱ぎ捨てだった玄関でもピチっと綺麗に並べて、何度も見に行ったり履いて鏡で見てみたり、用もないのに履いて外に出てみたり、保育園の先生やお友達、お友達のママパパにまで見せに行ってみたり、ものすごく嬉しそうにしている。微笑ましくて、蛍光黄色の靴に私もだんだん愛着が湧いてきた。
些細だけど、母親として1つの壁を乗り越えた出来事だった。少しでも、同じような葛藤を抱えるお父さんお母さんの後押しになれば、と思う。
ちなみにだが、私の好みのニューバランスはこれ。特にグレーがイチオシ。何色の服にも合うし、兄妹の性別が違う我が家にとっては男女どちらでもイケるという点もグッド。
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