こんにちは、4歳と6歳の二児育児中のワーママpicaco(@wmpicaco_)です。
今からもう2~3年ほど前になりますが、私が勤めている会社内での「ダイバーシティ推進」の一環として開かれたセミナーで、ワーキングマザー体験をプレゼンする機会がありました。
今や珍しくないワーママ社員ですが、「働き方改革」や「女性の幹部社員比率向上」など、いろいろな切り口で取り上げられることの多い、ワーママの存在。その体験の共有を頼まれることがあっても、プライベートなことをどこまで話してよいものやら、話し方に迷う方もいるのではないかと思い、私の行ったプレゼンの概要をまとめておこうと思います。
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1 セミナーの概要
ダイバーシティ(多様性)理解の社内セミナーで、様々な事情を抱えながら働く社員の事例発表の1項目としてワーキングマザー体験を発表。私の事例以外には、介護事情のある方、障害のある方、外国籍の方、などの発表がされていた。そして、事例の共有以外にも外部の講師を招いたワークショップなども合わせて提供され、半日を利用したセミナーだった。
受講者は、上司と部下のペアで約60名。男性が7割を占めていて、平均年齢はおそらく40代後半と言ったところだったのはないかと思う。
社内とはいえ、自分の所属部門とは別の部門の方々が対象だったので、知り合いは少なかったものの、数名は私が知っている方も受講者に含まれていた。この点については、全く知らない人ばかりのほうがやりやすいなとは思った。あまり人目を気にするほうではないけれど、職場でほとんど話したことのない、プライベートなことに踏み込んで話をしなければならなかったあったためだ。
2 依頼された経緯
セミナーの企画者が、適任者を探していたところ、たまたま私の元上司が私のことを思い浮かべ、「2回の育休から復職したばかりの女性社員」(当時下の子の育休明けから1年程度の時期)ということで紹介したのがきっかけ。
頼まれたときは、少しは「面倒だな」「あまり自分のことを話したくないな」というような気持ちもあったものの、私の経験で受講者の理解が深まり、多少でも貢献できるならいいかな、自分にとってもプレゼン自体は良い経験になるはず、という気持ちのほうが大きかったので、前向きに受けることにした。
3 プレゼンの概要
与えられた時間は15分で、以下の構成で10枚程度のスライドにまとめた。
(1) 経歴
私のこれまでの職歴、とどのタイミングで産休育休をとり復職したのかを説明
(2) 今回の話のポイント
ワーママの悩みは数多くある中で、今回は3つ取り上げるという流れを説明
(3) <悩み1>キャリアの方向性に悩んだこと
入社時のキャリアであったSEを続けながら育児と両立するのは難しいと思い、悩んだ内容について
(4) <悩み2>保活が大変だったこと
第一子、育休を1年半取ったら、すべての保育園に落選し、第二子は泣く泣く生後5か月で復職したことなど、保活の大変さを語る
(5) <悩み3>時間のやりくり問題
当時の私の1日のタイムスケジュールを公開。短時間勤務をしているにもかかわらず、早朝に起きてから就寝まで一切休む暇なし、夜中も夜泣き対応、休日も休みではないことを語る
(6) ~(8) それぞれの悩みをどのように解決していったか
完全に解決していない悩みも含めて、もがき苦しんでいることが伝わるように、語る
(9)課題と提案
キャリアの描き方、周囲とのかかわり方、時間の使い方、などの課題に対して自分が実行していること、これからやりたいと思っていること、今後会社に期待すること(制度の充実や、コミュニティづくり)などを提案
(10)まとめ
会社がより働きやすい環境となるように願っているし、自分が貢献できることはしていきたい。そして自分自身のキャリアアップも目指していく、というような宣言をする。
4 聴講者の反応
聴講された方からのアンケート結果を共有してもらったところ、以下のように、概ね良好な反応があった。
・男性の立場からも共感できた
・育児中で同じ悩みを持っていおり、聞きながら泣きそうになった
プレゼン用の資料を考えたり作るのはそれなりに大変だったけれど、このような感想をもらって、やってよかったなと感じることができた体験だった。
今振り返ってみると、当時本当にプライベートの生活に余裕がなくて、仕事のことなんてほとんど真剣に考えていられなかったせいか、仕事について語る割合が少なすぎているのでは..という反省点が。もうちょっと、育児と両立しながら仕事で成し遂げたことや、今後やっていきたい業務について話せると良かった気がしています。
意外と会社で自分の個人的な内容を含んだプレゼンをするというと難しいと思うので、どなたかの参考になれば、と思います。
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