子供に料理のお手伝いをさせる?坂本廣子さんの「台所育児」を読んで

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育児

こんにちは、ワーママpicaco(@wmpicaco_)です。
 

子供と一緒にお料理…穏やかで幸せな時間、といったイメージで憧れがありますが、実際はそう簡単にはいかないものですよね…
 

「一緒にお料理しようか?」と誘ってみたら「やらない!」と断られたり、いざやらせてみたら、食材で遊んでしまいキッチンが取っ散らかって時間は何倍もかかるなど。心の余裕がないとやっていられない!..というのが現実。
 

そんな中、かれこれ30年も前から読まれ続けている「台所育児」という本を読んでなるほどな、と思ったり、実践したこともあるので、そのことをまとめます。

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1 本を読もうと思った背景

私の父は食品会社に勤め、母は家政科出身、食事やおやつはなんでも手作り、栄養バランスについてもたびたび話題になるような、食を大切にする家庭で育った。その影響から、自分も料理が好きだし子供たちにもおいしい手作りの食事を食べさせようと、働きながらも日々のごはん作りをがんばっている。
 

関連記事:ワーママが夕食に一汁三菜を作り続けるための7つの工夫
 

 

幼少期、母親の料理を手伝っていたかというと、ほとんどやっていなかった。やりたい、と言ったかどうか、記憶はないが、おそらく母は子供にやらせて非効率になるのを望まないタイプで、避けていたんじゃないかな~ と思う。(あくまで想像。)
 

中高生ぐらいの頃は、親への反抗心もあって、手作りなんて全然うれしくない、コンビニのごはんが食べたい!なんて思っていたが、大学生以降は母の料理のおいしさに気が付いて、たまに料理を教えてもらっては、こっそり手帳にレシピをメモっていた。(なぜこっそりか?なんとなく恥ずかしかったんだと思う。)
 
そんな育ちからか、食の大切さを教えてもらってよかったなと親に感謝すると同時に、我が子にもその食の大切さを身につけさせたいという思いは人一倍、強いように思う。
 
さらに、自分は大人になるまで料理はほぼできなかったが、子供たちには料理の楽しさや嬉しさを知ってもらえたらいいなとも思っている。そういう気持ちから、上の子がまだ1~2歳の頃に「一歳から包丁を」という副題にも目を奪われて「台所育児」の本を手に取った。
 
(「一歳から」ってキャッチーだけど、本を読んでみても実際は一歳から包丁持たせるって早すぎる気はした。現在うちの上の子はもうすぐ6歳。今の息子に対しても十分参考になる内容だと思う。そして、知識としては、1~2歳ぐらいのうちから読んでおいてよかったという感想。)
 
この「台所育児」の初版は1990年で今から28年も前の本。時代はかなり変わったし、ちょっとこの考えは合わないな、と感じる部分もあったが、根本的な考え方の芯となる部分は変わらないのかなと感じた。だから初版から30年近く経った今でも読まれ続けているのだと思う。
 
 
以下は本より抜粋。食を大切にすることって、こういうことだな、と共感した。

生きることは食べること。生きる力は理屈じゃない。経験から得る自信がずいぶんと力を付けてくれる。それが、一見関係ないような将来の自立につながってくる。

2 印象に残った内容、実践しようと思った部分

 

<以下、本より抜粋>

・何歳でもいい、どんな小さなことでもいい。子どもが「したい」といったら、そのときがやらせどき。

・ひじがくの字に曲がる程度の高さに、台などを使って調整する。台はしっかり安定させること。
・包丁を持たない手はねこちゃんの手にして軽いげんこつ。初めはとにかくゆっくり、手も口も出さないでじっと見守る。
・ちょっと指先の皮を切るぐらいの小さな痛みを経験しているからこそ、刃物や火を扱うことに慎重になって、大ケガを防ぐことができる
・手を出すのは最低限のにして、子どもをとめるのはほんとうに危ないときだけ。「危ない」とか口に出すのびっくりするから極力控える。
子供にとってはひとつひとつが新しい発見、発見の芽を摘んではいけない。口を出されずにやるうちに、子どもはいろいろなことを学んでいく。
・ふざけて遊びはじめたらそこでおしまいにする。それでもまだやると言った場合は、子どもがどんなに小さくても食べ物で遊んではいけないことをきちんと言い聞かせてから、また一緒に始める。
・買い物は台所育児の野外練習。食べ物の名前を当てさせながら、鮮度を見分ける方法も機会のあるたび教える。
・早い子なら1、2年生で一食の献立をたてて買い物から調理まで全て任せることができる
・子ども抜きでやったほうが早いし楽。親と子のゆっくりした時間、そして自分の作った食事をいっしょに食べる機会は、そんなに長くないし、回数も少ないのです。
 本を読むまで、自分の都合で(時間に余裕がある時、やらせられそうな工程がある時など)息子を料理に誘ったりすることもあったけど、それは一切やめることにした。
 
一見料理に興味がなさそうな息子も、気長に待っているとたまに「やりたい」と言い出す時がある。その時に「今日は忙しいから無理」という気持ちをぐっと我慢して、チャレンジさせられる自分でいたいと思っている。

 

例えば「火を扱う場合はマッチでの練習すること」といった内容は、時代を感じた。マッチなんて家にないよ…。キャンプによく行ったりする家庭だとマッチも現実的なのかな。それでもチャッカマンを使うんじゃないか?って気もする。
 

3 包丁について

まだこの本を読む前、ニトリでふと小さな果物ナイフを見かけて、あ、これ息子がお料理するのにいいかな?と思いつきで買ってしまった。

 

 

他には、手がスパッと切れないような(?)セラミックの子供用包丁などもお店で見かけて気になっていたが、この本での「台所育児向きの包丁」についての説明を読んで、考えは変わった。
 

・鋼の家庭用和包丁
・両刃研ぎしてあるもの
・刃渡りが握りこぶし二つ分くらい
・よく切れるもの

 

さらに、
・ペティナイフはダメ
・包丁は1人に一本あげる。自分の包丁だという愛着と自信を持ってもらうため。

 

という記載も。ニトリの果物ナイフはダメだったな~と買い替えを考えているところに、台所育児の名前の付いた包丁が売っていることがわかり、手っ取り早くそれを購入した。
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4 我が家の実践状況

「台所育児」を読んだ後に下の子が生まれ、それどころではなくなって、ほとんど息子にお手伝いをさせる余裕がない時期が続いた。下の子が3歳になって、ようやく、5歳の上の子にたまにお手伝いをさせることができるようになった。

 

「お料理する?」と聞くと、「やらない」ということがほとんどだが、たまに「やりたい」と言い出す時があるので、そのタイミングを逃さないように、台所育児の教えを守り、なるべく口を出さないで見守り、飽きたら終了、の心得で実践している。野菜やフルーツを切ったり、お鍋に投入する工程、フライパンで炒める、食器の洗い物、など少しずつ、頻度も月に1回あるかないか程度。全工程を自分でできるようになる日を夢見つつ、気長に待とうと思っている。 


 
ほんの後半部分はほとんどレシピ。子供にやらせる上での注意点などがイラスト入りで載っていて、わかりやすい。載っているレシピもまだほとんど利用していないので、今後利用してみようと思う。

 


 

食の美味しさ、料理をすることや食べることの楽しさ、感動を子どもと一緒に味わえたらいいな、と思った方はぜひ読んでみてください。

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wmpicaco

2人の子どもを育てるアラフォーのワーキングマザー。転職経験なしの会社員。自分が本当にやりたい仕事はなんなのか?を模索しながら暮らしています。 詳しいプロフィールはこちら
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