「人生を変える80対20の法則」を読んで人生に活かそう

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読書

こんにちは、ワーママpicaco(@wmpicaco_)です。

成果の80%は費やした労力の20%から生まれる(残りの80%はほとんど無駄なことをしている)、ということを示す「80対20の法則」

聞いたことはあるし、内容も文面上は理解はしているものの、具体的な活かし方がわからない。

20%の重要なことに集中したとしたら、次はそのまた20%からしか成果は生まれないとすると永遠に繰り返しなのでは?などという疑問が沸いては考えることを放棄していた私でしたが、もうちょっとこの法則のことをちゃんと理解したくて、「人生を変える80対20の法則」を読んだので、そのことをまとめます。

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1 80対20の法則

冒頭の章では、改めて80対20の法則が何ぞやという概要が語られていて理解が深まる。

 

原因、投入、努力のごく一部が、結果や産出、報酬のかなりの部分をもたらす。
例えば仕事の成果の80%は費やした時間の20%から生まれる。
労力の80%、つまりそのほとんどは無駄なのだ。」

 

まあ、ここまでは大体わかっていた内容。
続いて、80対20の法則の重要性について。

 

「80対20の法則が重要なのは、それがなかなか実感として湧かないからで、もっと注意をはらうべき。理解すれば、身の回りで起きていることがよくわかるようになる。
うまく活かせば、日常生活はめざましく改善する。

 

言葉で80対20の法則を理解していてもそれが実感としてわかない、というところがミソなんだろう。がんばって分析したり、がんばって意識しないとすぐに、この法則が働いていることは忘れてしまいそう。

 

そして本を読んでよりスッキリしたのは、以下のことに対する理解がちゃんとできたこと。
「80対20の法則を適用するには、ともに合計が100%になる二つのデータを用意しなければならない。たんなる百分率と混同しやすいが、それは違う。

 

なんとなく80と20という数字から、合わせて100%になる事象だと勘違いしやすいのだけれども2つの指標それぞれの数字を表しているということ。
80対20の法則という言葉を知っていても、このことの理解はちゃんとできていない人も意外と多いのではないかと思った。

2 仕事で活かせる80対20の法則

「企業の成功の奥儀」という章では、事業をする上で80対20の法則が具体的にどのように活かせるか、が細かく書かれていた。

 

この章では企業の売上、利益等のデータを出してかなり詳細に分析手法が書かれて、もし自分が何かの事業を任されることになったら、もう一度この本と実際に自分が扱うデータを照らし合わせて分析したいな、と思うような内容だった。

 

ここで言っていることを端的にまとめたのが以下の文章。
大きな黒字を生み出す数少ない分野をみつけだし、黒字を最大化すること。同時に赤字を出している分野を見つけ出し、そこから撤退すること。それがゲームのすべてである。

 

分野とはありとあらゆるものを指し、製品、市場、顧客あるいは顧客のタイプ、技術、販路、部門、国、取引の種類、従業員あるいは従業員のタイプといったものが考えられる。」

 

売上につながっている数少ないリピート客にフォーカスすること、利益をだしている事業部門に資源を集中させること、などについて繰り返し提案されていた。

 

結局、私が始めに持っていた疑問「20%に集中したら、次のステップではその中でまた80%の無駄が沸いてくるのでは?」ということに対する答えは、「その通りだけど、そしたらまた次の20%に集中する。これを繰り返すことでどんどん改善する」ということのようだ。

 

「決断」についても80対20の法則が活かせる、ということで「意思決定の5つの原則」としてまとめられていた。
・重要な決定は少ない。それだけをする。

 

・重要な決定は気づかないうちに方向が決まっていることが少なくない。そんな時役に立つのは直感と見識だけ。

 

・80%のデータを集め、使える時間の最初の20%で分析を行い、残りの時間を100%使って決定を下す。そして下した決定が100%正しいと信じて果敢に行動する。

 

・下した決定がうまくいかないとわかったらすぐに考えを変える。

 

・事態が思い通りに進んでいたら、賭け金を倍々に増やしていく。なぜうまくいってるかわからなくても追い風が吹いている間に全力で突っ走る。ものごとがうまく行っている時、ささやかな成功に満足している人が多いが、追い風に乗れる人だけが億万長者になれる。

 

最後の原則が掛け金という言葉で語られているだけに投資運用を想起させる。追い風に乗れる人になりたい..

 

交渉」における法則の適用方法も、「譲歩」という結果に対して「時間」というパラメータを使っているのが面白かった。そういうもんなのかなぁ…法則を知っていても、この例を読まなければ自分では思いつかなかったと思う。
・譲歩の80%は、交渉の最後の20%の時間で得られる。

 

・上司との昇給交渉を午前9時から始めることになっていて、上司には午前10時から別の予定が入っているとする。勝負に出るのは9:50くらいからだ。それを念頭に置いてペース配分を考える。ありがたい譲歩を引き出すには、ことを急ぎすぎてはいけない。

3 個人生活で活かす80対20の法則

「楽して、稼いで、楽しむ」という章では、個人の生活における80対20の法則の活かし方がまとまっていた。

大事なのは、簡単に覚えることに集中することだ。80対20の法則は単純明快だ。他の人よりもうまくできること、自分が1番楽しめる数少ないことに全力を挙げる。それが80対20の教えである。」

こんなふうに、「自分が簡単にできること、他人よりも上手くできること、楽しめることに集中するべき」ということが80対20の法則に照らし合わせて書かれていて、自分にとって何がそうなのか?を考えるヒントになるなと思った。

以下の質問は、定期的に自分に問いかけることで、自分が集中するべきことが見えてきそうだなと思うのでメモしておきたい。

・これまでで1番市場から高評価を得たものは何か。

 

・今後これができたら誇らしいと思う事、他の人より楽々とできる事はなんだろうか。

 

・同じことをやる人が100人いるとしたらそのうち80人が費やす時間の20%で自分ができる事はなんだろうか。

 

・楽しさや得意度を測定できるとして仲間の95%より楽しめる事はなんだろうか。

 

「専門化」はこの世の深遠な法則、普遍的な法則の1つだ、とも書かれていて、なぜならば生命自体がそのようにして進化してきたから、だという。それぞれの種が生態系の新しい隙間を見つけ、特性に磨きをかけている。

 

うちの子どもがNHKの「ダーウィンが来た」という生き物のドキュメンタリー番組が好きで毎週一緒に見ているのだが、例えばその番組を見ていても、生き物たちがいかに自分たちが生き抜くために特徴的な器官を持っていたり、特別な習性があるか、ということがわかる。

 

得意な分野に特化しない中小企業はつぶれる運命にあり、得意な分野をつくらない個人は賃金奴隷として一生を終える運命にある」という文章を読んで、賃金奴隷は嫌だなと恐ろしくなった..

私のように「80対20の法則」をちゃんと理解してみたくなった方は、ぜひ読んでみてください。

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wmpicaco

2人の子どもを育てるアラフォーのワーキングマザー。転職経験なしの会社員。自分が本当にやりたい仕事はなんなのか?を模索しながら暮らしています。 詳しいプロフィールはこちら
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