藤野英人さんの「投資家みたいに生きろ」を読んだ

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読書

こんにちは、ワーママpicaco(@wmpicaco_)です。

私は2018年頃から本格的に投資の勉強をして今ではすっかりいろいろな資産運用にハマっています。その中で「ひふみ投信」に投資をしていて、今回はその「ひふみ投信」シリーズを運用するレオス・キャピタルワークス株式会社の藤野さんが書かれた本「投資家みたいに生きろ」を読みました。

この本は実際の投資運用の話ではなく、「投資家みたいな」考え方の話です。私もそんな考え方で生きたいな、と思う点も多かったので印象に残ったことをまとめます。

 


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1 投資とは?

「投資」というとお金を運用することを思い浮かべがちですが、この本では投資はお金だけのことではない、と言っています。

・投資とは、エネルギーを投入して未来からお返し(時間、情熱、愛情など)をいただく行為のこと。
・未来の社会は私たちが今、エネルギーを投入していかないと切り開いていくことができない。

 

では、エネルギーとは何でしょう?
エネルギーとは以下の5つのことの掛け算だと、本には書かれています。
主体性、時間、お金、決断、運

 

文章でまとめると、「自分の中に主体性を持ち、お金と時間の使い方に自覚的になること
さらに人生の決断をする力を持ちつつ、運の存在とうまく付き合う。」ということ。

 

お金以外の投資の事は、こうして具体的に言葉にして考えたことはあまりなかったように思うが、言語化されるとわかりやすい。
私も投資家みたいに生きたいので、未来のために5つのエネルギーを投入できているのか?5つそれぞれの要素を大きく増やしていくにはどのようにすればいいか?考えながら日々行動していきたいと思った。

2 十億円の思考実験

エネルギーの一つである「主体性」を養うための思考実験として本の中に出てきたお題が面白かった。

突然、10億円もらえるとしたら何をするか?
・できるだけ具体的に、どれだけお金がかかるか計算しながら書き出しましょう。
 (ただし貯金はナシ)

 

というもの。この思考実験の「10億円」という金額には意味があって、絶妙な金額だそう。

 

サラリーマンの生涯年収は3億で、1億円だと一生食い繋ぐことはできない。100億だと現実離れしすぎて想像を超えてしまう。10億円は現実からかけ離れた数字ではなく、それでいて自分1人が贅沢するには持て余す金額だから。

 

つまり、生活のために働くことから解放された時、改めて自分がどうしたいか?、という問いかけになる、というのだ。「人はお金を使う時に本音が出る。これを考えると自分でも意識していなかった絶妙な本音が出てくる。」とも書かれていた。

 

「この思考実験でじっくりと自分自身と対話してみることで、主体性を養う。まずはそこからだ」とのことなので私も考えてみたのだけれど、難しい。
大部分を貯金とか投資運用に回す、という案が始めに浮かんでしまう。時間がある時にじっくり考えたい、とか言っていると答えを出さないまま時間が過ぎてしまうので、この問いはメモに残して自分なりの答えを絞り出そうと思った。

 

この答えが出ていないようでは、「主体性を持つ」の一歩すら踏み出せない。確かにそんな気がしてきた。

3 決断は好き嫌いの軸でする

「決断」についても結構、私は苦手意識がある。というか決断力がある人になりたい、という思いはあるけれど、そのコツや考え方のようなものがよくわからないな、という感じだった。

そんな中で「決断をする時に再認識するべきは好き嫌いの軸」という考え方は新鮮だった。なぜ好き嫌いで良いのか?好き嫌いで決めるのが良いのか?ということの説明をまとめると以下の通り。

 

・消費行動は好き嫌いで決まることがほとんどで、よい結果が得られたらそれは小さな成功体験となる。
・そして、小さな成功体験は積み重ねることでその人独自のセンスとなる。
・今、デザインや美意識といった概念がビジネス界で再評価されている
・もっと好き嫌いで判断してもいい、という時代の流れがある。
好き嫌いは逆に合理的で高度な決断軸。

 

何かを決断する時、論理的な理由がないといけないと考えがちだったけど、もっと好き嫌いと言う感覚に頼っても良いんだな、と思えた考え方だった。

4 投資家の視点を身につけるためにおすすめの行動

その他、投資家みたいに生きるための練習みたいなおススメ行動が書かれていて、やってみたいと思った。

・月に一度、2、3時間かけて家電量販店の地下から最上階までを、じっくり見て回る。
一つ一つ売り場を見てまわり、「今どう言うものがあるんですか?」と店員に聞いてみる。
これは定点観測をするのが良い。そうすることで変化に敏感になり、何が売れて何が流行っていて業界や景気まで感じ取れるようになる。

 

・コンビニも最先端の情報の集積地。ネーミングやロゴのフォント、デザイン、色などの変化はまさに時代の空気がそのまま反映される。

 

・1ヶ月に一度は新しいアプリをダウンロードする。使ってみて不満や改善点が見つかれば、新たなビジネスチャンスについて考えるきっかけにもなる。

 

家電量販店の件はちょっとハードル高いけど、コンビニやアプリの件はすぐにできそう。

 
他にも、どうしたら投資家みたいに生きられるか、について具体的な行動や考え方が沢山書かれていました。気になった方はぜひ読んでみてください。

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wmpicaco

2人の子どもを育てるアラフォーのワーキングマザー。転職経験なしの会社員。自分が本当にやりたい仕事はなんなのか?を模索しながら暮らしています。 詳しいプロフィールはこちら
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