『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』の読書メモ

※アフィリエイト広告を利用しています

お金の増やし方 読書
こんにちは、picaco(@wmpicaco_)です。

 

今回の記事は、資産運用の初心者向けですごくわかりやすかった本、「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」の読書メモです。
私はこの本の著者、山崎元さん(外資系証券や保険など金融数社を渡り歩いた「お金のプロ」)の別の本「ほったらかし投資術」を先に読んだのですが、ちょっと難しくて理解できない部分もあったので、さらに内容が簡単そうなこの本を読んで理解を深めようと思ったらバッチリ!
内容の方向性は同じで、より初心者向けの内容になっていました。

1 「国債」が定期預金よりマシ

でもこの本を読むうちに、その考えが改まってきました。色々な投資先がある中で、資金が元本割れをしたとしてもそれがゼロになることはそう多くはない。そして、今まで全く考えたことのなかった「国債」の購入が、ローリスクで銀行預金よりマシということを、この本を読んで初めて知りました。

 

個人向け国債の変動10年型の概要は以下の通り。
・それ以降は過去2回分の金利を払えば換金できる(=元本保証)
・金利(2018年9月現在) 0.07%(税引前)、0.0557795%(税引後)
・買付手数料、委託手数料なし
・1万円から購入可能
国債が安全か?という問いに対しては、「銀行に預けてるより安全。だって国と銀行のどっちが先に潰れるかと言ったら、国よりも銀行でしょう」と書かれていて、そっか!と納得。
ということで、早速、楽天証券にて国債を買ってみました。
(→その後、他の運用のほうが魅力的になったため手放し、2023年現在は国債は持っていません。)

2 複利のしくみ

金利には「単利」と「複利」があり、お金を運用する上で大切なことは、複利で運用すること。
複利で運用すると雪だるま式に増えていく。そして、複利に関して一つ覚えておくといい法則が「72の法則」
・72を利率で割ると2倍になるおおよその年数が計算できる
・72÷5%=14.4年

 

「72の法則」は今後も頭に入れておきたいです。
運用しているだけで資金が2倍になるなんて、なかなか想像しづらいけれど、投資の平均金利と言われる+5%で運用できたとしたら、14年で2倍になるんですね。14年前と言ったら、私は社会人になり始めの頃…先のことを考えると遠いようだけど、振り返ると意外とあっという間の期間だなと思います。

3 投資信託を買うときのポイント

本でまとめられていた、投資信託を買う時のポイントは以下の通り。
・運用管理費用(信託報酬)が安いもの
・販売手数料が安いネット証券で
・毎月分配型を選ばない
 →運用管理手数料が高い、分配と共に税金を早く払う分だけ年一回の分配より損
・ファンドの資産規模、流動性を確認
・過去の成績で選ばない

 

「運用管理費用」について、安いほうがいいとはわかっていても、いまいちピンと来ていなかったのですが、「運用管理費用1%でも 200万なら毎年2万だからバカにならない。定期預金利息0.05パーセントと比べると高いのがわかる。」という文章を読んでハッとしました。
私が今運用しているしているロボアドバイザーも運用手数料が1%。「手数料は1%のみ!」というような売り方をしているけど、考えようによっては高いのかも…と、見直しのきっかけになりました。

 

企業確定拠出年金も、この本や「ほったらかし投資術」を読んでからインデックスファンドを買うようにしていて、その手数料を改めて見直すと「0.1~0.3%」。この手数料ならOKですね。

 

ちなみにこの本でのおススメ投資信託は、
・上場インデックスファンドトピック 手数料0.09%
・ニッセイ外国株式インデックスファンド 手数料0.39%

4 ハイリスクハイリターンのおススメ投資方法

ハイリスクハイリターンのおススメは新興国株のインデックスファンド。BRICsといわれるブラジル、ロシア、いんど、中国、韓国南アフリカなどを含めた新興国の株の指標に連動した「eMAXIS新興国株式インデックス」だそう。これに投資すると、フレ幅が大きいけど平均するとだいたい+8%くらいになるイメージを持っていればいいそうです。

 

これを読んで私も新興国株のインデックスファンドを買ってみたくなったので、楽天証券のポイント投資で挑戦してみることに。ポイント投資なら、ハイリスクも難なく許容できます。

5 基本的な心構え

投資をする上での基本的な思想で心に留まったのは以下の2点でした。

 

●お金が必要になったときは、買った値段より安くても躊躇なく売ること。自分の買値という、将来に影響がないものにこだわるのはもったいない。

 

●労働は立派な投資。働いてお金を稼ぐことのできる自分は資本である。この資本を大きくするのは安全で効率的な投資。これからの時代、どんな状況になっても働く術を持っていることは最強の保険になる。

 


 

私はこの本を読んで新しく実行に移せたこともあって、すごくためにになりました。これから投資を始める方のとっかかりとしても、おススメの本です。参考になれば、と思います。
The following two tabs change content below.

wmpicaco

2人の子どもを育てるアラフォーのワーキングマザー。転職経験なしの会社員。自分が本当にやりたい仕事はなんなのか?を模索しながら暮らしています。 詳しいプロフィールはこちら
タイトルとURLをコピーしました