私の育児バイブル「子どもを信じること」(田中茂樹著)

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子どもを信じること 育児

こんにちは、ワーママpicaco(@wmpicaco_)です。

今回は、私が育児バイブルだと思っている本を紹介します。
それは、医師、臨床心理士、4人の子供の父親である田中茂樹さんという方の書かれた本「子どもを信じること」という本。

この本には、私が子供たちにこういうふうに成長していってほしい、と思っていたことが次のような言葉で代弁されています。

「子ども自身が、自分が幸せになるために、なにをどうするのが最も望ましいのかを、自分で感じ、考え、そのこととしっかり向き合えるようになる、ということ。」

この記事では本を読んで学び、普段から意識したいと思っていることをまとめます。

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1. 親である私の育ち方と育児目標

私は親のおかげか、周囲に恵まれたおかげか、自己肯定感を持っているほうだと自分で思う。

外見に自信があるわけでもなく、運動音痴だし人前で話すのも得意ではない。苦手なことも沢山あるし、これまでうまくいないことも沢山あった。それでも、いつもどこかで「どうにかなる」という根拠のない自信を持ち、前向きにやってくることができた。

子供にも、このように、困難なことがあっても「なんとかなる」という姿勢を持てるようになって欲しいと思っている。

 

一方、自分にこれまで足りなくて、もったいない時間の使い方をしてしまったなと思っていること。

それは、学ぶことの楽しみや喜びということを感じることなく、テストの点数とり、受験のクリア、学歴や会社への所属歴を持つことにしか注目してこれなかったことだ。

本来、ジャンルは何であっても興味関心のある分野に熱中すれば、学ぶことは没頭できる楽しいことのはずだと思う。でも私は学ぶこと自体が楽しいと思ったことなんて、学生時代にはなかった。(テストの点数がよくなって嬉しい、褒められて嬉しい、受験に受かって嬉しい、といった喜びはあったが….)

親からは学歴が大事だと、直接的な表現はなくても、そういった雰囲気、威圧感を受けていて、「勉強しなさい」と繰り返し言われて育った。
勉強は大嫌いだったが、おそらくその圧力のおかげで一定の学歴を手に入れることができたのだと思う。学歴があることで、自己肯定感は強まったし、楽しく時期もあったからそのこと自体は満足している。

しかし、子供たちには、学歴よりも、本来の自分の興味、関心、に熱中し、学ぶ喜びを得るところ、にたどりついてほしい。

 

こんな背景をふまえて、元々、幼児から文字や算数の知識を詰め込むような早期教育には興味がなく、幼少期は遊びを大切にし、のびのびと「野生児」のように育てたいと思ってきた。それでも周りの友達が次々に多くの習い事をはじめ、教育に熱心になる中で、「うちは野生児でOK」という気持ちを保ち続けるほうが逆に難しい、と感じている。

 

そこで、これからもたびたび、自分の考えをふりかえり、子どもの成長にも合わせて、必要な知識を勉強しつつ、子どもとの時間を過ごしたいなと思う。

 

今の私の育児の目標は3段階にわかれていてこんな感じ。
■ 最低限の目標
・自殺と他殺を避ける

■ 次の目標
・自己肯定感をもつこと。
・困難が訪れても「なんとかなる」と楽観視できること。

■ チャレンジ目標
・学ぶ喜びを知り、興味をつきつめて仕事にできること。
子どもを信じること」にはこの目標に向かい、ヒントとなるような行動指針がたくさん書かれていた。
<本より引用>
・生きることを好きになることができた子どもは、例えば将来大きな困難に出会った時に
 自殺という方法を選ばないというようなことにもつながっていく。
・彼ら自身が、自分は幸せだと感じられるような人生を送ってほしい
 勉強ができることや良い学校に進めることとは別の問題。

2. 命令や指示をしないこと

この本では子どもに対して「命令や指示」する言葉を使わないように、と説いている。

気づけば私も、「手を洗って」「トイレに行って」「早くして」「静かに」…と子どもに指示をしたり、小言ばかり言っている。このことで子供の自主性を奪ってしまっているのは否定できない、と思う。

実行は難しいのだが、子どもが自分で考え行動できるようになるために、できる限り命令や指示をしないように気をつけたい。

勉強や習い事に関しても同様(親から強制するようなことになれば、自主性を奪う。)だと、本を読んで共感した。
息子に習わせていたピアノをやめる決断をしたのも、こういった考えから。

3. 文字その他の学習について

<本より引用>
・早く文字を教えることは、なんの利益もないどころか、本当にもったいないこと。
 子どもたちの「文字のない時期」を大切にしてやりたい。
 文字に関心が向き始めてしまう前に、世界を十分にゆっくり眺めて味わうことは、
 きわめて大事な体験。

 

・親が教えなくても子どもが自分でできるようになっていく。そのすばらしさをぜひ
 味わってみてください。親としては教えたくなるところです。
 しかし、教えて読めるようになるよりも、見守ることができた、待つことができた、
 という体験のほうが、親としても得るものはずっと大きいと思います。
 これはこの先の育児で、子どもが勉強や生活の達成をしていく時、それを親として
 どう見守れるか、ということの基礎になると思います。
うちでは息子(年長)に対して、まだひらがなもぜんぜん教えていない。まわりはほとんどできるようになっている様子なので焦りもあったが、この本を読んで思いとどまった。

4. 物の買い与え方

<本より引用>
物を買い与えたり特別なところに連れていくときは、なんでもない時に、無条件に
 与えるのがよい。愛情には条件がないのがよい。
これは、「何かをがんばったご褒美」などと条件をつけてしまいがちで、無条件が良いという発想はむしろ持てていなかった。意識してみたい。

5. 子どもへの接し方

<本より引用>
現実を加工している、という自覚を持つ。親の目の届く状況で、子どもを生の世界に向き合わせる。

 

・子供たちが何者なのかを見届ける。子供が持って生まれてきたものがうまく現れてくることを見守る姿勢が大切

 

失敗するかもしれないけれども、失敗してもまた立ち上がる強さを持っていると信じる。信じるに値する子だ、大事にするのに値する子だと信じる。親から信じてもらえることこそが、子どもにとって決定的に大切な勇気の源になる
親に求められることは、子どもがチャレンジすることを邪魔しないことであり、本人が残念に思うような失敗をあえて味わわせることです。そして、傷ついた子どもをはげまして支えてやることです。そうしていくうちに、子供の中により良いものが生まれてくると信じるのです。
悔しい体験をした時こそが、悔しかったね、残念だったね、と親が子どもに声をかけて寄り添ってやるチャンスです。

子どもが失敗して落ち込んだり、傷ついたりしている姿はできるだけ見たくないな、と思ってしまいがちだけれど、そんなときこそ成長のチャンスであり、子供との信頼関係を築くチャンスであるということを忘れないようにしたい。

 
 

<本より引用>
・子どもの話の聞き方。できるだけ5w1hを使わない 。
 なにがあったのか、ということよりも、子どもはどう感じているのか、に関心をむける。
これも、ついつい5w1hで聞いてしまいがち!
気長にじっくりと子どもの話を聞いて、気持ちに寄り添えるよう、自分にも余裕を持ちたいと思った。

 

この本で書かれている「子どもを信じること」に共感した方はぜひ、読んでみてください。

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2人の子どもを育てるアラフォーのワーキングマザー。転職経験なしの会社員。自分が本当にやりたい仕事はなんなのか?を模索しながら暮らしています。 詳しいプロフィールはこちら
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