人間関係の勉強になる本「自分の小さな「箱」から脱出する方法」

※アフィリエイト広告を利用しています

読書


こんにちは、ワーママpicaco(@wmpicaco_)です。

人間関係が上手くいかなくて悩んだこと、誰にでもあるのではないかと思います。私も現時点で特に深く悩んでいる、というわけではないのですが、人間関係で職場が嫌になった経験もありますし、誰かの言動によるちょっとした落ち込み、なんていうのヒョンなタイミングでしばしば感じることでもあります。

そんな中、人間関係の構築についてヒントを得られる本「自分の小さな「箱」から脱出する方法」を読んだので、印象にのこった点をまとめます。私は職場での人間関係で役立てることが一番イメージしやすかったですが、夫婦間や親子間、友達間のコミュニケーションにも幅広く応用できるような内容だと思います。

created by Rinker
¥1,760 (2024/04/20 02:04:54時点 Amazon調べ-詳細)


スポンサーリンク

1 「箱に入る」とは?

この本では、「自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背く行動を自分への裏切り」と呼び、「人は自分の感情に背いたときに、箱に入る」と例えている。

ちょっとわかりづらいのだけど… 他人のために(その人の立場に立って)「こうしたほうがいいな」と思いながらもそれをやらない、という状態が「箱に入っている」状態だと言っていると、私は解釈した。

要はそもそものこの本の言っていることを簡単に一言でまとめると「相手の立場に立って考えよう!」ということに尽きるのだと思う。でもそれを一言で言ってしまうと、そんなのわかっている、でもそう簡単にはできたいのが人間なので… 長々と丁寧にかみ砕いて、解説してくれているのがこの本なのだ。

2 箱に入るとどうなるか

では「箱に入る」とどうなるのか。
自分への裏切り(=相手のためを思ってやったほうがいいと思ったことをやらないこと)を正当化する視点から物事を見るようになる。
現実を見る目がゆがめられる
・相手にもこちらが「箱に入っている」ことが伝わり、相手も箱に入れてしまう。
より具体的にイメージするため、職場での「部下としての自分」と「相手(上司)」で想定してみる。
例えば自分が「本当は部門の目標のために積極的に行動したほうがいいとわかっていながら、放置してしまった」とすると、
・上司が自分をちゃんと評価してくれない
・まわりの人の動きが悪いから自分が他の仕事で手一杯
などと考え、人はこの自分の行動を正当化する考えを作ろうとしがち。客観的、正当な評価ができなくなる。
さらに、箱の中に入っている状態は以下のような状態を作り出し、悪循環になってしまう。
・本来の目的(=業績を上げること)を忘れて、相手の弱点を探すことが目的になってしまう
・相手(上司)のほうも「部下が全然動かない」、「自分の意図を全く理解してくれない」などと感じるようになっていく(=相手を箱に入れてしまう)
・2者間のみでなく、周りも引き込み、対立構造を作ってしまう
・居心地が良くて(箱の中にいると楽だから)、箱から出られなくなる

3 箱から出る方法

本の中では、どうしたら箱から出られるか?についても具体例を出して細かく解説がされていく。

 

・「相手が箱に入っているかどうか」を見つけようとするのではなく、「自分が箱の中に入っていないか」と考えること。
他人を責めずに、自分が箱の外に留まれるように努力すること。
・他人が間違っているということに注目するのではなく、どうすれば相手に手を貸せるのかを考える。
・相手に手を貸してもらえるかどうかを考えるのではなく、自分が相手に力を貸せるかどうかに気を付ける。
・相手を変えようとしたり、張り合ったりしない。
・テクニックを駆使してコミュニケーションを図ろうとしない。

4 本を読んでの実践

「箱の中に入っている」という、この表現が、始めはわかりづらかったのだけれど、読みながら繰り返し頭に入れていくうちに、合言葉のようになってきて「今自分は箱の中に入っているのかも?」と自問自答することができるようになった。
それだけでも、行動は変わっていくのではないかと思う。「相手の立場に立って考える」の一言だけではなく、「箱の中に入る」という印象深い変わった表現を使うことで、記憶に残り、自分の考え方を見直すことができるようになるのが、この本の大きな効果だと感じている。
例では職場の上司と部下の関係を上げたけれど、子供との関係でも応用できそうなので、より幅広く活かしていきたい。
created by Rinker
¥1,760 (2024/04/20 02:04:54時点 Amazon調べ-詳細)

ワーママは家庭での自分、職場での自分、ママ友間での自分、と色々な役割があって立ち振る舞いが難しいこともあるけれど、この本を読むと、考え方の変化で人間関係を円滑にすることは可能だと思えます。みなさまの参考になればと思います。

The following two tabs change content below.

wmpicaco

2人の子どもを育てるアラフォーのワーキングマザー。転職経験なしの会社員。自分が本当にやりたい仕事はなんなのか?を模索しながら暮らしています。 詳しいプロフィールはこちら
タイトルとURLをコピーしました