こんにちは、3歳と6歳の二児育児中のワーママpicaco(@wmpicaco_)です。
レイプ被害にあったジャーナリスト、伊藤詩織さんの本「Black Box」を読みました。
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読んだきっかけ
この本を読もうと思った一番の理由は、私には娘がいるから。性被害はどこにでもある。娘がいつ被害にあうかわからない。帯にも「いつ、どこで、私に起こったことが、あなたに、あるいはあなたの大切な人に降りかかってくるか、誰にも予測はできないのだ。」とある通り。
著者は信頼していた男性から無意識の間にレイプされた。警察に、「よくある話だから難しい」と言われショックだったことが書かれているが、本当によくある話なんだと思う。泣き寝入りする人が多い。レイプまでいかない性被害ならなおさらだ。
かくゆう私も小さな被害にあったことなら沢山ある。覚えているだけでも、こんな感じ。
・小学生のころ、図書館で立って本を選んでいたら後ろからスカートの中を覗かれた。(著者も全く同じ経験を書いていた。)
・大学生のころ、夜道で後ろから首を絞められ意識を失う。気づいた瞬間、知らない男の顔が目の前に…!大声で叫んだら逃げて行った!その後、警察署へ… レイプ未遂だったと思う。
・社会人になって満員電車、気づいたら洋服に精液が付いていた。(これも事例として本に載っていた。)
わが娘をどう性被害から守るか。
・性犯罪はそこら中に溢れている事実を伝える。
・自分の身は自分で守れ。この言葉が被害者を傷つけることも多いと聞くが、まずはその意識は必要。リスクを減らすこと。ヤバい奴を見抜く勘を身に着けてほしい。その勘を身に着けるには、色々な人とのコミュニケーション、経験が必要だと思う。
・どんな性被害にあったとしてもあなたは悪くない。自分を責めないで。被害者は自分を責めて、自殺してしまう人もいるらしい。私の場合はレイプ未遂にすぎなかったせいもあると思うが、自分を責めることはなかったように思う。恐怖と悲しみの後にはちゃんと怒りが湧いてきた。きっと根本に自己肯定感があることは大前提かと思う。
(本に出てきた、著者が小学生のころ、プールで体を触られたエピソードで、一緒にプールに行ったお友達の母親が彼女に発した一言「そんなに可愛いビキニ着てるからだよ」というのに、すごく憤りを感じた。人の気持ちがわからないにもほどがある。)
加害者の視点からも考えてみた。
私には息子もいる。必ずしも男性が加害者、女性が被害者、となるわけではないが、一番多いのはそのパターンであろう。息子が加害者になる可能性だってあるのだ。
この本で加害者として登場しているのは社会的地位のある、周囲からも立派だと思われていたであろう、男性。こちら側の視点はどうなのか?と気になって彼のfacebookを検索してしまった。著者に告発されたことで、彼の生活は一変。とんだ迷惑をこうむっている、といった思いが垣間見れた。とんでもない奴だ、と思う。しかし、私が彼の昔からの友人だったら?彼の良いところをたくさん知っていたら?信頼していたら?立場が変われば感じ方も考えも変わるのが人間だと思う。
息子にも正しい知識を身に着け、鋭い嗅覚をもって人を見抜いてほしい。
・嫌よ嫌よも好きのうち、という言葉もあるように同意がなかったことを証明するのが難しい、と本の中にあったが、好きのうちの嫌と本当の嫌くらい見抜けるような感性を身に着けてくれたらいいと思う。
・無意識の女性を襲うのは犯罪である。きちんと口説き落として同意を得られるような魅力を持てばいいだけのことだ。
被害にあってしまった時への学び。
wmpicaco
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